こんにちは、東海カメラ女子です。
カメラのレンズで50mmとか200mmなどの数字があり、焦点距離っていうのは知ってるけどそもそもなんなの?と思う方も多いのではないでしょうか。
今回そんな難しそうな焦点距離について、図解付きで分かりやすくまとめました。
- 焦点距離ってそもそもどこの距離?
- 焦点距離の広角から望遠の違いは?
- 撮影ごとのおすすめ焦点距離
などなど焦点距離についての様々な疑問を解決していこうと思います!
あなたの撮りたい写真に合ったレンズを見つけるためにも、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
焦点距離ってどこの距離?
「焦点距離」とは、カメラのレンズの中心から、イメージセンサー(フィルム面)までの距離を指します。

単位は「mm」で表され、短ければ短いほど広角に、長ければ長いほど望遠になります。
そのため望遠レンズであればあるほど、レンズも長くなりますね。

焦点距離とセンサーサイズの違い、35mm換算とは何か?フルサイズとAPS-Cの比較
35mm換算は、カメラレンズの焦点距離をフルサイズカメラのセンサーサイズ(約35mm)を基準にして表す方法です。
センサーサイズが異なる場合、同じレンズで同じ焦点距離を使用しても、実際に写される画角が変わります。

35mm換算は、センサーサイズごとに焦点距離の数値を統一するためのものです。
例えば50mmのレンズでフルサイズで撮影した場合は、そのまま50mmの画角になりますが、APS-Cの場合75mmと少し望遠側の画角となります。
主にレンズの説明をする場合、「このレンズはフルサイズ機で使えば50mmの画角になりますが、APS-C機で使うと、75mmの望遠レンズと同じような画角になりますよ。」という意味なんですね。
ちなみにAPS-Cの場合の、35mm換算の焦点距離の計算の仕方は、
レンズの焦点距離×1.5倍=35mm換算の焦点距離
となります。
マイクロフォーサーズの場合は、
レンズの焦点距離×2倍=35mm換算の焦点距離
となります。
APS-Cは1.5倍
マイクロフォーサーズは2倍
と覚えておくと便利ですよ!
各センサーサイズを比較!
デジカメには色んなセンサーサイズがありますので、参考までにどんなカメラなのかをまとめてみました。
以下センサーサイズの比較表になります。

大判サイズ(大型センサー)
サイズ:43.8×32.9mm
高画質と優れた表現力を持つカメラですが、価格もそれなりに高いカメラです。
画素数も5000万画素以上とかなり高く、被写体の質感や立体感、空気感まで豊かに表現できる大型センサーを搭載しています。
フルサイズ(35mm)センサー
サイズ: 36mm × 24mm
一般的な一眼レフカメラやミラーレスカメラで使用されています。
大きな受光面積により、高い画質とダイナミックレンジを提供します。
暗所での撮影や背景のボケも優れています。
APS-Cセンサー
サイズ: 23.6mm × 15.8mm
一眼レフカメラやミラーレスカメラで広く使われています。
フルサイズに比べてコンパクトで、軽量なカメラボディを実現します。
画質も良好で、多くのユーザーに選ばれています。
マイクロフォーサーズセンサー
サイズ: 17.3mm × 13mm
ミラーレスカメラで使用されています。
コンパクトで軽量なボディに、良好な画質と高いポートビリティを提供します。
1型センサー
サイズ: 13.2mm × 8.8mm
コンパクトデジタルカメラや一部のミラーレスカメラで使用されています。
小型で手軽に持ち運べるカメラに適しており、日常的なシーンで十分な画質を提供します。
1/2.3型センサー
サイズ: 6.2mm × 4.7mm
コンパクトデジタルカメラやスマートフォンで使用されています。
小型で手軽に持ち運べる代わりに、画質は限定的ですが、日常的なシーンでの撮影に適しています。
撮りたい写真に合ったレンズの見つけ方
カメラのレンズは、写真の表現や雰囲気を大きく左右する重要なパーツ。
しかし、レンズにはさまざまな種類や特徴があり、どれを選べばいいか迷ってしまうことも多いですよね。
そこでレンズの基本的な知識と、撮りたい写真に合ったレンズの選び方を紹介します!
焦点距離が短いレンズは広角レンズと呼ばれ、画角が広く、遠近感が強調されます。
逆に、焦点距離が長いレンズは望遠レンズと呼ばれ、画角が狭く、被写体を大きく引き寄せます。
焦点距離が一定でなく、変えることができるレンズはズームレンズと呼ばれます。
次に、撮りたい写真に合ったレンズの選び方を見ていきましょう。
以下のようなポイントを参考にしてください。
- 風景や建物などを広く写したい場合⇒広角レンズや広角ズームレンズがおすすめ
- 人物や動物などを大きく写したい場合⇒中望遠レンズや望遠ズームレンズがおすすめ
- 花や小物などを細部まで写したい場合⇒マイクロレンズやマクロ機能付きのレンズがおすすめ
- ボケ感や立体感を出したい場合⇒開放F値の小さい明るいレンズや単焦点レンズがおすすめ
- 個性的な効果を出したい場合⇒超広角レンズや魚眼レンズなどの特殊なレンズがおすすめ
以上のように、撮りたい写真に合ったレンズを見つけることで、より満足度の高い写真撮影が楽しめるようになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上がカメラの焦点距離と35mm換算について、図解などで分かりやすくまとめた内容でした。
そもそも35mm換算とは、フルサイズ機以外でレンズを使った場合の見え方の違いを数値で表したもの。
簡単に言えば、APS-Cは1.5倍、マイクロフォーサーズは2倍、と覚えておくといいですよ。
撮りたい写真に応じたおすすめのレンズもまとめておいたので、ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。